高齢者に運動の楽しさを教えて健康寿命を延伸!

健康スポーツナースの仕事の1つとして、健康寿命の延伸があります。つまりは、運動を通して高齢者の介護予防をはかる仕組みです。そのためには、運動の楽しさを教えることが必要不可欠になります。

ただ辛いだけの運動は続きません。特に高齢者の場合、年を取るにつれて体が動かしづらく、持病を抱えているため運動が苦手な方も多いです。運動をして辛いと感じてしまったら、今後運動に関心が持てなくなります。運動をすることの楽しさを覚えてくれたなら、これから先も進んで運動を続けてくれるようになります。また、楽しい気持ちは免疫力を上昇させ、ストレスケアに効果的です。健康寿命を延ばすためには、楽しく運動を行うことが重要となります。そして、運動をすることによって、さまざまな人と関わりを持つことができるようになります。高齢者は持病持ちの方も多く、ふさぎ込んでしまいあまり外には出かけない人も多いです。健康セミナーなどで運動を指導することで、多くの人と関わりを持ってくれるようになります。

また、高齢者一人一人に合ったオーダーメイドの運動カリキュラムを実施するのも健康スポーツナースの仕事です。高齢者はさまざまな病気を抱えていたり、運動機能が低下していたりします。テレビで放送されているような運動器具を使う場合の使用法がその高齢者には合っていなかったり、頻度が多すぎたりする場合があります。怪我につながるケースもあるため、運動の専門看護師である健康スポーツナースがその人に合った運動指導を実施することで、安全に運動してもらえるようになります。